こんにちは、ママときどき歯科医のタンケンです。
2019年刊行『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー』の続編『ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー2』を読んでいます。2021年刊行です。
ブレイディみかこさんが書くイギリスの風景。
日々生活していく中で、息子さんの小学校や中学校で起きた出来事などをリアルに書いています。
人種のことや、配偶者と子どもやご近所さんとの絡み、話題にはつきません。
ちなみに、配偶者はアイルランド系労働者階級と書かれています。
ブレイディさんが夫でもなく主人でもなく配偶者と書いているのにも深く考えられているのだと思います。
息子さんは外見は日本人だそうです。日本語はわからないとのこと。
日本とイギリスと、教育がこんなに違うのかと思う細かい描写があります。
前作では、小学校の性教育について書かれた文章があり、ビックリしました。
日本は遅れてるなぁーと純粋に思った私でした。
今回の2、では中学の音楽のテストで出た問題について書かれた文章がありましたが、、、
「ビートルズの全メンバーの名前を挙げよ」
「このうち、曲作りのコアとなっていた2人のメンバーは誰か」
イギリスでは、音楽のテストでこんな問題が出るんですね!!!
さすが、自国の偉人です、ビートルズ。
※イギリス音楽好きが高じて渡英したブレイディさんは、息子の年代だとテストでわざわざ覚えるような人物になっているのか、、、と愕然としていました。
日本の音楽のテストって、、、すっごーーーく昔の人の話じゃありませんか?
写真もなく絵の作曲家(ビバルディとかモーツァルト)から始まって、近代はせいぜい滝廉太郎。
日本の音楽のテストだって、TMネットワークからの小室哲哉さんを出題しても良さそうですよ?!
※40代の私の勝手なセレクトです
イギリスの小中学生のリアルやら、人種差別やら色々な問題などがよくわかる本です。
ブレイディみかこさんの文章はとても読みやすいし、さばさば系のお母さんの口調と息子さんや旦那さんとのやりとりがとても面白いです。
ブレイディみかこさんの母親の感じが好きです。
イギリスの世情に書きつつも、それについて思ったことをぼやかさずに書いていて、とても楽しく読んだ本でした。
興味のある方はぜひ一度お手に取ってください。
⬇️こちら、息子さんが中学生になるまで。