こんにちは、ママときどき歯科医のタンケンです。
今日は歯医者さんに行った時に少し安心できる豆知識を書きます😄
「歯の写真のレントゲンって、放射線使うんでしょ?!」
「体は大丈夫なの?!」
仕事をしていても患者さんからよく聞かれます。
結論からいうと、歯科用のレントゲンやCTの被ばく線量はごく微量なので基本的に健康被害はありません!
歯科での検査に欠かせないのがレントゲンやCT撮影です。
外から見ただけではわからない歯・骨・根っこの炎症など、色々な情報を得ることができます。
レントゲンやCTでしか見ることができない部分もあり、重要な診査の一つです!
だって、埋まってるんですよ、、、目で見える部分にも限界があります。
デンタルとよばれる小さい写真で0.01ミリシーベルト、
パノラマとよばれるお口全体の大きい写真で0.03ミリシーベルト。
海外旅行に行く飛行機、日本とニューヨークの往復で0.2ミリシーベルト。
➡️1回海外旅行に行くより、歯科レントゲンの方が受ける量が少ないです!!
※シーベルトは人が受ける被ばく線量の単位で、放射線を受ける側(つまり人体)に対して用いられます。シーベルトで表した数値が大きいほど、人体が受ける放射線の影響が大きいことを意味します
また、自然放射線というのがあって、普通に生活しているだけで年間1.5ミリシーベルト(日本)程度の放射線を受けています。
※日本では年間1.5ミリシーベルトですが、ブラジルでは年間10ミリシーベルト。地球上でも場所によって変わってきます。
「放射線」や「被ばく」という言葉を聞くと、とても怖いもののように感じますが、
歯科用のレントゲンやCTの被ばく線量はごく微量なので基本的に健康被害はありません。
放射線は体を通過して体内には残らないので、そこも安心して欲しいです。
歯科医院によっては大きい写真でお口全体と小さい写真でお口全体と撮ることもあります。
この場合、パノラマ1枚とデンタル14枚をとるので、
0.03×1+0.01×14=0.17ミリシーベルト となります。
これも、日本とニューヨークの往復より少ないですね。
日常で浴びる放射線1.5ミリシーベルトと合算しても、健康被害の出るといわれている100ミリシーベルトをはるかに下回っています。
少しは安心できたでしょうか?
このデメリットを上回るメリットがあるので、レントゲン写真は使われています。
直接的に目では確認できない部分の状態を知ることは、適切な治療法を行うために大切です。
少しでも安心して治療が受けられるように、日々努力したいと思っています。
「XYZ線」みたいなのがあって、被ばくなしで検査できればいいのになぁ。
飲むと虫歯が治す薬とか(笑)
⬇️放射線ってなに?、がわかるページ。2分46秒の動画あり。
国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構
奈良と京都の間くらいにあるきっづ光科学館ふぉとんも行ってみたい。
⬇️放射能被害の早見図(量子科学技術研究開発機構が作成したもの)
https://www.qst.go.jp/uploaded/attachment/22422.pdf