タンケン blog

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ばっし?ばついと?

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こんにちは、ママときどき歯科医のタンケンです。

最近、皮膚科で体にあるホクロを取ってもらいました。

 

この皮膚科、家から少し距離のあるところに位置するクリニックです。

手術が上手というので、知り合いのお医者さんの紹介で教えてもらいました。

 

ホクロ切除の予約をして、いざ手術の日。

予約時に、手術の翌日は仕事でどうしても抜けられないので、ちょっと空いちゃうかも?という話をしていました。

同様に縫ったところの抜糸も1週間後にこれるかどうかって話をしていました。

 

手術が終わって、先生から尋ねられ、、、

 

先生「消毒は、えっと、、、来週の水曜ですね」

 

私「はい、すみません、ちょっと空いちゃうんですけど、、、お願いします」

 

先生「はい、大丈夫ですよ。その前に様子がおかしかったら連絡くださいね」

 

私「あ、、、『ばついと』なんですけど、それは1週間後で大丈夫です。来れる算段つけました」

 

先生「、、はい、1週間後で。、、、、今日お薬出すんですけど、抗生剤はお持ちだったりしますか?」

 

私「えっと、いまないですね」

 

先生「じゃあ出しておきますね!」

 

私「あ、何系の薬ですか?」

 

先生「セフェム系ですね。第一世代セフェム系なら」

 

私「セフェム系ですね〜」

 

と、話したところで、先生が「職業は、、、歯医者さん?」と聞いてきました。

 

私「!!!(な、、なぜそれを、、、)」

 

私「あ、はい、でもなぜそれを、、、?」

 

先生「『抜糸』のことを『ばついと』と言うのは歯医者さん」

 

私「ああ、、、なるほど! これから実家にいくので、あ、実家は内科なんですけど、薬あるかもと思って(笑)」

 

というやり取りをしたのでした。

 

ふいに喋った専門用語から身バレしました。

気をつけないと、、、。まあ、いいんですけど。

 

 

そう、我々歯科医は、抜歯と抜糸があるので、わざと呼び名を変えているのです。

 

抜歯、ばっし、歯を抜く。

抜糸、ばついと、糸を抜く。

 

全然違いますから。

 

話し言葉で「ばっし」と言われると、どっちのことか一瞬わからないので、糸を抜くほうは「ばついと」と言うのは染み付いているんですねぇー。

 

なるほど、以降気をつけます。

 

いや、なんとなく医療従事者の治療ってやりにくいかなって、勝手な配慮なんですけど、、、ね。