こんにちは、ママときどき歯科医のタンケンです。
小2と年長の子どもがいます。
「下の前歯ね!乳歯の内側から、大人の歯が生えてきた!!」
これ、よくママ友さんから相談されます。
はい、大丈夫です。わりとよくあることです。
下の前歯が生え変わる6歳前後に起こることが多いです。
異常なことではないので安心してください☺️
なんでそうなるかというと、、、
乳歯の根っこがうまく溶けないから。
乳歯から永久歯への生えかわりのときに、乳歯の根っこは溶けて、永久歯の根っこは長くなっていきます。
乳歯の根っこに永久歯の先っちょがコツンと当たると、根っこが溶け始めるんです。
根っこが溶けて短くなると歯の埋まってる部分が少なくなりグラグラ、、、ポロッととれます。
正常な生え変わりは、乳歯の根っこがほとんどなくて小さい歯の部分(見えている部分、歯冠しかんと言います)だけ取れてきます。
しかし、なんらかの原因で位置がずれてしまって、永久歯が乳歯の下にないと、コツンと当たらないので乳歯の根っこが溶けません。
位置がずれてるので、永久歯は乳歯の横から出てきちゃうし、乳歯の根っこも溶けない。
下の前歯は乳歯のベロ側に永久歯が出てきちゃうことが多いです。
で、ママがみて
「ヒィーー うちの子、大丈夫かしら???」
となるわけです。
もしそうなったら、歯科医院を受診してくださいね!
後々の歯並びに関わってくるので、あまりにグラグラしていなければ抜歯することになると思います。
まずは様子見して、それでもグラグラしてこなければ抜くことが多いです。
まあ、歯科医からしたらよくあることですので、心配しないでくださいね☺️
乳歯を抜くと、ベロで押されて上手いこと外に出てくることが多いです。
抜くときは、グラグラの度合いによりますが麻酔はすると思います。
麻酔については、まだ別の記事で書きたいと思います。
この記事がみなさまの参考になれば嬉しいです。