タンケン blog

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『本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式』石井光太 レビュー

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こんにちは、ママときどき歯科医のタンケンです。

小さい頃から本を読むのが好きで、どんなジャンルも読みます。

最近は、ヤングアダルトといういわゆる中高生向けの本コーナーから、タイトルで本を選んで読んでいます。

 

中高生向けなので、自分がよく知らないジャンルでもわかりやすく書いてあるものが多いです。

 

今回手に取った本はこちら。

石井光太さんが書く『本当の貧困の話をしよう 未来を変える方程式』という2019年に発刊されたもの。

 

 

 

口語体で書かれる文章はとても読みやすく、リアルな描写が頭にスッと再現される。

読んでいて目を背けたくなるような話も多く書かれている。。。

 

私は人や事柄から受ける影響が大きく、自分にとって怖い話や嫌な体験をすると、すぐに夢に出てきてうなされます、、、そもそも頭から離れずに寝られなくなります。

今回もこちらの本を読み進めるにつれて、心がショック状態で、読み進めるのが大変なページもありました。

 

世界には1日1.9ドル(200円強)で暮らしている人が7億人以上いる。

海外の特徴として、富裕層と貧困層(スラム)は別の場所で住んでいる。

この世界の絶対的な貧困については知っていて、少しばかりですがユニセフやフォスターチャイルドなどには寄付はしています。

 

 

この本では、日本における相対的貧困について書かれてい部分も多く、なるほどと思うとともに、どうしたらいいのか、、、と考えさせられます。

富裕層も貧困層も住む世界が交じり合っている日本では、貧しさは表面化しにくい、と。

身近すぎて知るのが怖くもあります。。。

 

 

貧困は社会とつながっている。

わかりやすい絶対的貧困や表面に見えにくい相対的貧困を放置しておくと、住みにくい社会にもなるし、良かれと思って全体を見ないで支援するとより苦しむことになる。

 

この本では、もちろん貧困だからといって全ての人が犯罪をするわけではないけれど、と断った上で、貧困と犯罪の密接な関係を書いています。

その上で、どう行動できると、うまくいくのかを書いています。

 

キーワードは自己肯定感。

どんな環境でも、心のレベルアップをしてこれた子はその後も心穏やかに頑張って生きられます。

この心のレベルアップには他者との関わりがとても重要。

良い記憶がその人を作る。

 

世界の子供に目を向ける前に自分の子供に、心無い言葉や態度をしていないか反省。

母親業を得意としていないと自覚しているので、私には注意が必要です。