こんにちは、ママときどき歯科医のタンケンです。
いま、池上彰さんの本を読んでいます。
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その中での記載より。
民主主義や専制主義は、「政治の考え方」。
政治と経済を分けて、名前をつけています。
①政治の考え方で分ける
民主主義
国民が自由な選挙で自分たちのリーダーを決めることができる。そして、政権をとっている政党が選挙で負けたら交代できる仕組みがある。
（嫌なリーダーを選挙で落とすことができる、国民の力で政権を変えることができる）
専制主義
独裁者や独裁的な力を持った人が国の実権を握っている。
王様がいるかいないかは関係ない。
王様がいる国の場合で、王様が独裁的な力をもっていれば専制主義。
王様がいてもイギリスやスペインのように民主主義の国もある。
②経済の仕組みでわける
資本主義
資本（お金）を持っている人が自由に経済活動をして、お金を増やすことができる仕組み。
頑張れば豊かになれるチャンスがあるけど、失業して貧しくなるリスクもある。
格差が生まれやすい。資本家による労働者の搾取がある。
※資本主義を批判したのがマルクスやエンゲルス。マルクスの資本論は有名ですね。
自由経済によって生まれた貧富の差によって、人間が不幸になる、と。
でも、実際、マルクスやエンゲルスは社会主義になるとどんなことが起こるのかまでは書いてないそう。
資本主義の考えに対する概念として作られた。
資本主義を否定している。
計画経済が行われ、過剰な生産がなくなり売れ残り、品不足、余計な競争がなくなる。
企業は個人のものでなく国家のもの。
失業者は生まれない。
利潤を求めるのでなく、社会に利益を与えるために生産する。
社会主義のその先にある理想郷。
考え方は社会主義で、計画生産によって、資源を有効に使えて、みんなが豊かになっていくので、人より豊かになりたいなんて思わなくなるので犯罪も戦争もなくなる。
社会主義国家はあるが、共産主義国家はない。目指してる国家、はある。
小2の息子に軽く説明して、聞いてみました。
母「お仕事をやってもやらなくても、生活が保証されてるの。働いても働かなくても同じ生活できるなら、働く？」
小2「え、、、働かない。ラクしたいなぁ」
母「うん、働きたくないよね。でも、働かないとどうなると思う？お米や小麦はできると思う？同じものを同じ量だけ作ってると、より良いものってできると思う？
働かなくても国が守ってくれるんだもん。みんな働かないよね」
小2「食べ物、、できないと思う。働かざるもの食うべからず、だよね。ウーン、でも遊んでたいなぁ、、、」
母「仕事が10あるとするでしょ。そのうちの5くらいになったら、全体でできるものって減っちゃうよね。でも、10やっても5やってもお給料が同じなら、5でラクしたくならない？」
小2「うん、、、そうだね。でも全体量が減っちゃうのか。、、、、！じゃあこういうのはどう？『5やった人は5000円。でも10の人は10000円あげます』」
母「うん、それを資本主義っていうんだよね（笑）頑張った人が豊かになるチャンスがあるのが資本主義。でも貧しくなる人もいるんだよ。どっちがいいんだろうねー」
なかなか難しい問題です。
答えのない問いなのでうやむやにして終えました。
ちなみに、、、本書のなかに書かれていましたが、スウェーデンの税率は90%だった時期があったそうです‼️
現在は50%くらい。
働いてもほとんどを税金で持ってかれるなら生活保護を受けた方がいい、とみんなが働かなくなって経済低迷したため、50%くらいでバランスをとっているそうです。
教育費も医療費も無料なら、年を取っても安心ですよね。
まあ、日本と同じくらいの面積の国なのに人口は1000万人と、日本の1/12くらいだから、規模が違うといえば違います。
人口による政策のやりやすさやりにくさはあると思うので、どちらがいいとか言えませんが、、、。
個人的には、税率高くていいから、教育費と医療費を無料にしてくれる方がありがたいです。
老後貯めないで済む方がいいかな。
2000万問題なんかもなくなるし。
